昨日、映画を３本見に行った。
天気の子、
トイ・ストーリー４、
スパイダーマン：ファー・フロム・ホーム。
まず天気の子の感想から言うと
予想してたよりとても良かった。泣いた。
「君の名は」が大ヒットしたとき、
まあ、次の作品はむずかしいんじゃない？
という意見が多かったと思うし僕もそう思ってた。
でも実際はクオリティの高さを保って
前作で獲得した多くのファンを納得させる
クオリティを維持していたと思う。
映像の美しさは深海作品の肝なのでしっかり、リアルに表現しつつ
「君の名は」では時系列があちこち前後するので
一度で話を飲み込むのが少し難しい（でもこれがリピーター獲得の要因のひとつ）点が気になったが
今回はシンプルな話の構成で主人公、帆高の視点から
物語が進むので混乱することはないし
ストーリーに集中できるようになっている。
今回の作品の出来を見て、深海監督は
自分の強みになる部分をどのような話なら
観客に届けられるのか、ということを過去作から分析できている
と思ったし、男女のすれ違いや距離感などの
やりたいことが明確な監督だとわかった。
次の作品もかなり期待できるんじゃないかな。
トイ・ストーリー４をみた。
面白かったし、めちゃくちゃ泣いた。
低評価つけてる人が多くてちょっと不安だったけど
見てよかった。
逆に僕はファンが絶賛する３が
あまりおもしろくなくて、僕の感覚がちょっとずれてるんだと
思うけど、３は悪役の裏に実は悪役がいたっていう
ラセター方式が苦手で。
ズートピアもそうだったけど、
もう飽きてるんだけどその展開、っていう
マンガの展開でもテンプレみたいに
そういう話はいっぱいあって、僕はもう
またかってかんじでしらけてしまった。
あと、もともとあまりトイ・ストーリーに思い入れが
ないから４の展開が自然に受け入れられたんだと思う。
でも４でのウッディの成長は
他のおもちゃへの嫉妬や妬みという
持ち主への執着から開放されたという点で
弱点を克服できた（それがウッディらしさでもあったけど）
のは話としては真っ当な終わりかただと思った。
最後にスパイダーマン：ファー・フロム・ホーム。
これも面白かった。というのも前作やスパイダーバースで
ヒーローとしてなにをなすべきかみたいなことを
深刻に考えながら戦っているけど
正直、そのテーマはかなり僕は食傷気味で、
似たようなテーマのヒーロー映画が
十数年間で無数につくられてきたので
あんまり話に乗れなくなってきてて、
今作もどうなるかと思ってた。
でも今作は非常にシンプルに軽いノリで
ヒーロー像が描かれていて、
エンドゲームの超深刻なムードからの
メリハリも効いていて話に乗りやすかった。
またわかりやすいだけでなく
最後にびっくりするような展開をいれて
強烈なクリフハンガーを仕掛けることで
次作にも期待させることも怠らないところは
やっぱりうまいと思った。
